【ANTHEM】サイファー【アンセム】

サイファー

サイファーは「創世の賛歌」への感度が高く、テレパシーによる通信と高度な計算能力を有する。この特殊な才能を見出された若者の多くはエンパーにさらされ、精神スキルを強化する専門訓練を受ける。

サイファーの能力が最初に見いだされたころ、コルヴァスはその能力を秘密工作に利用しようと考えた。そのために彼らは増幅器技術を開発し、サトーミと呼ばれる訓練施設を開設した。なかでも最も重要かつ先進的なサトーミは、アンティウム内にあるエステラートである。

後年サイファー革命と呼ばれる運動によって権利が拡大したことで、サイファーは自分の能力をどのような用途に活かすか自分で調べるようになり、集落間の交信やランサー補佐目的での交信が行われる時代が到来した。サイファーという非凡な集団が登場する遥か前にジャベリンは開発されたものの、壁外での作戦にサイファーが採用されたことにより、ランサーはより安全かつ効率的に作業できるようになった。


何がみえるかって?全部だ。映像、言葉、模様、感情、増幅器に座ると我々の記憶は普段よりも深く掘り下げられる。それは自分だけの記憶ではなくなって、他のあらゆるサイファーの記憶とも繋がる。我々はひとつになる。そうなると、外の世界がいくらかもどかしくなってしまうのだ。

—「椅子に座って:ネーガン・デル・インタビュー集」より


天変地異から程なくして、エンジニアの娘は奇妙な能力を身につけた。彼女は遠くの物が見え、他者の心の中に直接話しかけることができた。彼女の能力の噂はすぐに広まり、アルカニスト達がやってきて、大胆な実験を提案した。彼女の能力を増幅する装置のテストに協力してほしいというのだ。最初は成功したかのように思われたが、最終的には失敗に終わった。少女の精神は体から遠く離れすぎ、「創世の賛歌」が奏でる音楽のなかに迷い込んでしまったのだ。今でも増幅器使用中にエンジニアの娘を見たと主張するサイファーは多い。最初のサイファーは、移動せず旅をする者たちが無事に戻れるよう、自らが戻ることの無かった地から見守っているのだという。

—民話

引用元:EA

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