創世の賛歌
具現者がこの世界を生み出す際に用いた純然たる創造の源。「賛歌」は時の始まりからこの世にあり、すべての存在にあまねく浸透している。その起源や限界、人類がそれと交信すべきかなど、「賛歌」に関しては多くの議論がなされている。また一部には「賛歌」が物語の神話に過ぎないと信じる者もいる。
高名なるアルカニスト、メデリネス:「『賛歌』は玩具でも道具でもない。それはただそれ自体のために在り、他の何かに奉仕することはない。
それはいつになっても変わり続ける不可知の調べなのだ。それには意志がある。それは創造であり、それゆえに創造せねばならない。かかる意味において、それは破壊もしなければならないのである。創造と破壊は同じ剣の両刃なのだ。『賛歌』を手懐けることはできない。意のまま操るなど…想像すらできない」
- 2019年01月30日