プラディーン・フォール
ヴェラスラの歴史の大部分は失われているが、「プラディーン・フォール」の由来は今に伝わっている。ヴェラスラで生活していたすべてのアルカニストのうち、天文学徒のヤース・プラディーン以上に有名な者はいなかった。彼は月の周期を解明しただけでなく、恐ろしくドジなとこでも知られており、道端でよく勝手に転んでいた。彼の師はいつも、「プラディーン、いつかお前は転んで死ぬぞ」と言っていたのだが、ある日、足元の滑りやすい滝で昼食をとっていたときに、この予言が的中してしまった。危険は意外な所にも潜んでおり、天変地異だけが脅威ではないことをこの滝は思い出させてくれる。
- 2019年01月26日
