9月25日にバレンシアや覚醒、新クラスなどが導入される予定の黒い砂漠ですが、新たな土地「バレンシア」についての紹介情報が公開されました。
バレンシア誕生やバレンシアで登場するモンスターの情報などチェックしてください。
バレンシア、ネセル王族の誕生
若者は見知らぬ男によって、古い石室の前に導かれた。 男はそこを”古代の石室”と呼んだ。やがて、長い年月閉ざされていた石室の門が開いた。その中には、黄金と珍しい宝石で溢れていた。若者が近づくと、周囲にある全てが彼に向かって跪き、敬意を示したように感じられた。石室の数多の宝物の中に、若者の視線を捕らえたものがあった。まるで引き寄せられるかのように、彼は輝く黄金の王冠に向かってゆっくりと歩を進め、それを持ち上げた。これこそが、初代バレンシア王誕生の瞬間だった。
広大なるバレンシア大陸
バレンシアはメディアの東部に位置しており、バレノス、カルフェオン、セレンディア、メディア全ての面積を合わせた程の広さを誇る、巨大な大陸である。バレンシアにはカルフェオン共和国の勢力圏とバレンシア王国の勢力圏を実質的に分けている広大な砂漠があり、“バレンシア大砂漠”と呼ばれている。この大砂漠は不毛で気候も厳しく、この地域を旅する数多くの冒険家の命を奪ってきた。このように人が生きるには厳しい環境の砂漠だが、大砂漠は古代文明の起源の発源でもある。
カルフェオン共和国では、砂漠に黒い石が多く見られるため“黒い砂漠”と呼び、バレンシア王国では多くの者の血がそこで流れたため、“赤い砂漠”と呼んでいる。バレンシア地域を舞台に繰り広げられたカルフェオンとバレンシアとの長年の戦争によって、バレンシア地域は荒廃した。しかし戦争が終わり平和が訪れた結果、バレンシア王国は、再び繁栄を迎えることとなった。
冒険で満ち溢れた大地
首都バレンシアのみを見ると、その華麗さや富強さに目が行きがちだが、バレンシアは冒険者の好奇心を刺激する要素が沢山ある地域だ。全てを飲み込んでしまう砂嵐、強力なモンスター、そして砂漠の風土病が、砂漠を探検する冒険者を脅してくる。少しでも油断したなら、この広大なバレンシア大陸での冒険では生き残れないことだろう。
砂漠での生存スキル
砂漠の探検は多くの試練が待ち受けており、運が悪ければ、命すら失ってしまうかもしれない。我々が最近発見した、イゴール・バルタリの砂漠冒険日誌を参考すれば、砂漠で生き残るのに良い手助けになるだろう。その内容を、ここで共有しておこう。
- 昼には涼を求め、夜には暖を求めよ。熱中症や低体温症にかかれば、即ち生命の危機と知れ。よって、昼には精製水を飲み、夜にはトウシキミ茶を飲むべし。この飲料は、加工によって作り出せる。
- 砂漠の横断の移動手段だが、ウマを利用した場合、砂地との相性の悪さにより、大きな苦労を伴うだろう。逆にラクダは砂地との相性がよく、大きな助けとなるだろう。移動速度こそウマより劣るものの、重い荷を積んで砂漠を移動できる。砂漠の横断を志すなら、ラクダの確保は最優先事項と心得よ。
- 砂嵐が始まったら、近く村の避難所を探すか、テントを広げて、直撃による被害を避けるべし。
- 砂漠にはランドマークが僅かしかなく、ルートが作動しない。地図を確認する際にはコンパスを使い、目的地に向かうために、事前に正確な方角計算しておくべし。
- 全ての可能性を想定し、万全の準備をもって臨むべし。砂漠には危険なモンスターも多く生息し、強く勇猛な冒険家のみに、立ち入る資格が与えられるのだ。
バシム族駐屯地
古い文明の間、維持されてきたバレンシア獣人族のバシムの住処。彼らは自分たちの言葉を使い、自然のままに生きていく。ただ閉鎖的で攻撃的な特徴により、外部との接触及び遭遇を避ける傾向がある。
カドリー廃墟
旧カドリー神殿。歴史に背き、堕落したバレンシア人の住む地である、黒い石の粉を食べれば永遠の命が得られると信じる、似非宗教集団の集まりだ。腐敗の君主「クザカ」を崇拝し、砂漠を行く旅人や冒険家を拉致しては、クザカへの生贄に捧げる。クザカの復活を夢見る集団の一つだ。
ワラゴンの巣
ワラゴンは主に穴や湿地に住むことで知られているが、バレンシアに住むガーゴワラゴンは少し違った生活をすることが特徴だ。荒い地に慣れるため、陰がある峡谷や石の隙間に鳥と同じように巣を作り生活する。
砂漠ナーガ聖殿
現在は砂漠のナーガたちの住処だということ以外には、誰がどの目的でこの寺院を建てたのか誰も知らない。砂漠ナーガは本来バレンシア南側の肥沃な地域(今はティティウム渓谷と呼ばれている)に住んでいたが、災害から逃げ、本来暮らしていた故郷を捨て、大移動してきたフォーガンたちと戦争になった。ナーガたちは住処を守るために戦ったが結局フォーガンに住処を奪われ、一部はセレンディアに、残りの者はこの砂漠ナーガ聖殿に移動することになった。基本的に人間とは親しくないが、彼らの居場所を奪ったフォーガンへの尽きることのない恨みにより、フォーガン以外の種族とは、あまり戦いを望んでいない。
ガハーズ盗賊団
数年前、カータン軍部によって、かつての住処を追い出されたガハーズ盗賊団が、身よ寄せている場所だ。ガハーズ盗賊団のリーダーであるガハーズ・トゥバルは、闇市場で名声を高めており、本性が残酷で気の荒い人物との評価を受けている。現在の彼は、謎の「黒い龍」を一匹飼いながら、再起を図っているという噂が流れている。
三日月神殿
バレンシア古代文明の痕跡が残っている、バレンシア神殿だ。数限りなく襲い掛かった砂嵐により、本来の姿は失われてしまったが、今でも方々で、かつて神殿が存在していた痕跡を見ることができる。この中に残ったアルゴス・サウニールは、今も三日月の夜には血の祭りを開いている。
ティティウム渓谷
フォーガン達が元々住んでいた故郷の砂漠化により、一部はセレンディアに、一部はこのティティウム渓谷に移動することになった。セレンディアに移住しながら視力が弱まったが、清い水が流れる渓谷にバレンシアに根を下ろした砂漠フォーガンが居住む所だ。セレンディアに多くが移住し、勢力が大きく弱まったが、清い水が流れる渓谷に位置しており、士気は未だに高いほうだ。この谷は族長でフォーガン応じであるティティウムの名を取り、ティティウム谷と呼ばれる。
タフタル平野
かつてはシャカトゥが、大事にしているタフタルのために買い取った、平和の土地だった。だが今は、上半身は人間で下半身は馬の姿をした「ケンタウロス」が、自由に闊歩する土地へと変貌してしまった。怒ったシャカトゥが討伐依頼を出したが、ケンタウロスの優れた機動力には歯が立たず、カタン軍部も、もはや討伐を中止している状況だ。この平野の深くにはケンタウロスの群れが住んでいる場所があり、そこには彼らの先祖から引き継がれている霊物「燃える黒い石」が置かれているという。
バシリスクの巣窟
高い知能を持つが卑劣な、バシリスクたちが住んでいる地域だ。周囲が全て岩石地帯であるため、さらに危険さが増している。相当な勇敢さで評判の何人もの冒険家たちが、バシリスクを探して岩石地帯に踏み込んだが、生きて帰った者はあまりいないという。
- 2019年09月24日